白無垢などの和装に似合う髪型やメイク、ポーズなど研究して、後悔のない前撮りを。
和装の雰囲気を左右するメイクや髪型もこだわりたいポイントです。和装は昔とは違い、今は洋風のヘアアレンジやメイクにも挑戦できます。
事前にヘアスタイルやメイクのイメージをまとめて、しっかり伝えておきましょう。和装が映えるヘアスタイルやメイクをまとめてみたので、参考にしてください。
一生に一度の機会に、最高のカットを残しましょう。
婚礼衣裳の中でも一番格上とされるのが、白無垢です。
白無垢とは、神前挙式の場合に着る和装の白い花嫁衣裳。
純白の白い衣裳には、「清浄潔白」 「嫁ぎ先の家風に染まる」という意味が込められています。
白無垢+かつら | |
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かつらをかぶって白無垢をまとうスタイルは、もはや定番。しかし、実際にかつらをかぶってみたところ、「全然似合ってない!」とショックを受け、洋髪に変える方も少なくないようです。 普段のメイクのままでかぶると違和感が出るのは当然。白無垢向けのメイクをして白無垢を着れば、しっくりくることが多いそうです。自分に似合うかどうか不安な方は、ヘアメイクリハーサルの際に、白無垢を着て本番用のメイクをしたうえでかつらを試してみましょう。 |
【かつらで結婚式を挙げた芸能人】 田丸麻紀さん、戸田菜穂さん、真矢みきさん、井上和香さん、関根麻里さん…等 |
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白無垢+角隠し | |
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「角をかくして、淑やかでかわいい奥さんになります」という意味が込められた、角隠し(つのかくし)のヘアスタイル。 最近は色打掛の衣装で選ばれていますが、白無垢でも、豪華なかんざしをつけてより華やかな印象に見せることができますよ。 |
【角隠しをかぶって結婚式を挙げた芸能人】 辺見えみりさん、小林真央さん、比嘉愛未さん、寺島しのぶさん…等 |
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白無垢+洋髪 | |
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白無垢といえば、かつらをかぶるのが主流でしたが、最近は洋髪も増えてきています。髪をアップでまとめ、花飾りやかんざしをプラスすることが多いのだそう。 とても素敵ですね。おでこの右上辺りに大きな白い花をつけて、綿帽子から見えるようにするスタイルも人気ですよ。 |
【洋髪で結婚式を挙げた芸能人】 スザンヌさん…等 |
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白無垢+ボブスタイル | |
No Image | 白無垢にボブスタイルの組み合わせは、シンプルでかわいらしい印象に。花かんざしや髪飾りもホワイト基調のものにすると、純白感が倍増しますよ^^ |
【ボブヘアで結婚式を挙げた芸能人】 鈴木紗理奈さん |
また、洋髪でも綿帽子をかぶって撮影できる写真館もあるそう。髪型に合わせ、綿帽子がズレないようにセットしてくれますし、洋髪によく似合う、オーガンジー素材の綿帽子を用意してくれるそうですよ。
(番外)地毛で日本髪を結う方法も
ロングヘアーの方は、地毛で日本髪を結うこともできます。最近では、女優のともさかりえさんが地毛で日本髪を結う「新日本髪スタイル」で挙式されていますね。
日本髪は胸くらいまでの長さで結うことが多く、腰回り以上の長さがある場合、髪を切るよう求められることが良くあるのだとか。ロングヘアーの方で髪を切りたくない方は、事前に相談した方がベターです。
スタイリングではコテを使うことが多いようですが、毛質によっては熱で髪が傷む恐れがあります。直毛の人や弱い癖毛の人であれば、コテなしで日本髪を結えますので、気になる方は事前にコテなしでできるか相談してみましょう。
基本は水に溶いた白粉に使用する、“水化粧”という方法でメイクします。はっきりした紅をさして白無垢に映える顔に仕上げます。
白く塗るのが苦手な方には、普段のメイクを使いながら、水化粧のように仕上がる“ポイント水化粧”という方法もあります。
肌 | 肌を真っ白にするメイクではなく、顔よりも首と襟を白く仕上げる方法が主流です。おしろいを使って顔、首、襟、手を白めに仕上げます。 真っ白になるのはちょっと…という方は、事前にスタッフに伝えておくと◎。ファンデーションで白さを和らげ、少し自然に見せることもできますよ。 |
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眉 | ゆるやかなカーブを描く、笹眉に仕上げます。 |
目元 | アイシャドウはピンク系のものを使い、アイラインはブラックのラインをくっきり描いて、切れ長な目元に。 |
口紅 | 赤が定番。抵抗がある方はスタッフと相談擦れば薄めの色にもできますが、鮮やかな色の方が白無垢によく映えるのでオススメです。 |
白無垢は水化粧に紅というイメージが強いですが、現代ではさまざまなメイクやテクニックを使うことで白無垢のメイクバリエーションも豊富になっています。
白無垢+笹眉+赤の口紅 | |
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白無垢を着る時の定番中の定番メイクです。ゆったりと弧を描く笹眉と真っ赤な口紅が白無垢によく映えます。 ほんのりと淡い色のチークを乗せると血色が良く見えますよ。 チークは一般的に頬骨のあたりにのせますが、目元にやや濃いめのチークをのせてメリハリをつける方法もあります。 |
白無垢+淡色の口紅 | |
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赤の口紅は主張が強すぎてちょっと……という人は、ベージュやオレンジなど淡い色の口紅を塗ってもOK。 衣装が真っ白なので淡い色を使うと地味になると思われがちですが、光沢のある口紅を使えば衣装負けせずに清楚なイメージを演出することができます。 |
白無垢+ナチュラルメイク | |
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洋装の髪型に合わせてふんわりとしたナチュラルメイクをほどこすのも◎。 結婚式本番では白無垢+かつらor角隠しといった定番の和装スタイルを選ぶ人も、前撮りでは洋装の髪型やメイクを取り入れてさまざまなスタイルを楽しむケースが多いようです。 ナチュラルメイクが物足りないという人はアイシャドウやチークでワンポイントを取り入れてみるのもおすすめです。 |
「色打掛」は、白無垢同様、婚礼の正装としてもお馴染み。紋様にさまざまな願いが込められているものが多く、華やかな伝統技術と色刺繍をあしらった豪華な婚礼衣裳です。
色打掛の華やかさが映える披露宴の衣装として選んでいる花嫁さんが多いですが、最近では白の打掛と洋髪の組み合わせで挙式する女性も増えています。ファッションを楽しめるオシャレな打掛が豊富なのも、多くの女性から選ばれる理由と言えます。
色打掛+角隠し | |
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豪華なかんざしをつけてより華やかな印象に見せることができる角隠しは、色打掛との相性バツグン! 「角をかくして、淑やかでかわいい奥さんになります」という意味が込められています。 |
【角隠しをかぶって結婚式を挙げた芸能人】 辺見えみりさん、小林真央さん、安めぐみさん…等 |
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色打掛+洋髪 | |
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今人気の洋髪は、髪をアップでまとめ、花飾りやかんざしで華やかさを出すスタイルが主流。 おでこの右上辺りに大きな花をたくさんつけるのも良いですが、和のかんざしで雅やかにまとめるのも素敵ですよ。 |
【洋髪で結婚式を挙げた芸能人】 沢尻エリカさん、東原亜希さん、矢沢心さん、東尾理子さん、小池栄子さん…等 |
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色打掛+かつら | |
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髪が肩よりも短い方は、かつらがおすすめ。現代の女性にマッチする新日本髪の人気も高まってきています。 |
【かつらで結婚式を挙げた芸能人】 田丸麻紀さん、藤原紀香さん(十二単)…等 |
色打掛の衣装でのメイクは、かなりしっかり目のメイクが一般的。自分の肌色よりも明るい肌色のファンデーションを数種類塗り重ねます。普段とは違う特殊なお化粧なので、違和感があるかもしれませんが、背中や手も塗るので、お着物を着られると思いのほかしっくりくるものです。
なぜ濃いめにお化粧するのかというと、ある程度ハッキリとした化粧じゃないと着物に負けてしまうから。
色打掛を着た花嫁さんの口コミを見ると、「かなり濃く塗られた」「メイクリハの時に厚めに塗られて不安になった」との声が多くみられますが、色打掛のメイクは「実物がきれいにみえる」ことを重視したお化粧なので、あまり心配する必要はありません。
心配な方は、普段使いしているファンデーションをベースに使えないか、メイクさんに相談してみてはいかがでしょうか。
あでやかで見ている人の目をぱっと惹きつける色打ち掛け。色も柄も豊富なので、メイクも含めて自分の好みのスタイルを演出しやすいところが特徴です。
大人の魅力を前面に出したセクシーメイク | |
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黒の色打ち掛けに、和装と洋装を組み合わせたような独特のヘアスタイルはかなりのインパクト。 地味なメイクだと衣装負けしそうですが、あえて暗い色の口紅を使うことで大人っぽい印象を醸し出しています。 目元はくっきり引いたアイラインとボリュームのあるマスカラで目力を発揮。陰影のあるベースメイクがスタイリッシュです。 |
厚めのぷるぷる唇でキュートさを演出 | |
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白を基調に花柄をちりばめた色打ち掛けは清楚な中にも愛らしさがうかがえるスタイル。 メイクもそれに合わせてやや厚めのぽってりとした唇に仕上げることで、よりキュートさが増します。 頬骨を中心にのせたチークもやや濃いめで、かわいらしいイメージ。 そのぶん目元はシンプルに仕上げていますが、かえってどぎつくならず、衣装の清らかさにマッチしています。 |
和装でもこだわりたいのが指先。結婚式や前撮りではネイルをするという花嫁さんが多いです。
ネイルって見えないようだけど、結婚式の時は指輪交換もあるし写真もたくさん撮りますよね。意外と指先って人から見られることがあるので、ちゃんとお手入れしておきたいところ。
でも、ネイルが衣装とマッチしていなければ、どれだけお手入れしている指先でも全体のバランスが悪くなってしまいますよね。
洋装ならネイルも…と思うところですが、和装にネイルって合わないのでは、と考えている人もいるかもしれません。でも、和装でもネイルは大事です。
最初にお話ししたように、手元は意外とみられています。そして、実は写真としての手元の写真って残りやすいです。
和装には様々な小物があり、小物をアップにする写真は前撮りなどでもよく使われます。その場合、指先が華やかならそれだけで写真のグレードがうんと上がります。
最近は和装でもネイルが当たり前になってきているので、普段はネイルをしない人でも結婚式の時はお手入れしておきましょう。
ジェルネイルが主流の今、ネイルを最高の状態で当日を迎えるためには、直前をおすすめします。1日前、2日前ぐらいですね。爪は自然と伸びてくるので、1週間もすると根本が少し気になります。
普段の生活なら伸びてもそれほど気にならないはずなのに、結婚式や前撮りとなると気になってしまうのは当然です。できる限りネイルしたての状態で当日を迎えましょう。
白無垢に合うデザインとは
白無垢は全体的に白のイメージが強いので、指先だけアクセントのある色を入れると変に目立ってしまいます。
白無垢全体の雰囲気を壊さないように、白のネイルがおすすめ。そもそも白無垢の白に「血が通っていない」という意味がこめられています。
これは、お嫁になるときには過去を捨てて、夫の家に嫁ぎます、ということから来ている意味です。
白でもフレンチネイルなど上品なスタイルが相性抜群。それ以外にも、ゴールドのラインを少し入れてみるとか、白でアートしてもらうなどをおすすめします。
白は苦手という場合は、ナチュラルなベージュやピンクなどもおすすめ。肌なじみがいいので主張しすぎることがありません。
白無垢に派手なネイルはNGですが、基本さえ抑えておけばいろいろなバリエーションのネイルを楽しむこともできます。
白のネイルに遊び心をプラス | |
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ベースはシンプルな白色ですが、中指と薬指に新郎新婦の顔を入れる遊び心満載のネイルデザイン。 悪目立ちすることなく、それでいて気づいた人が思わずほほえんでしまうようなキュートなネイルはいい意味で白無垢の固定概念をくつがえしてくれます。 本番の結婚式に遊びを取り入れるのは抵抗があるという人は前撮り写真で一風変わった撮影を楽しむのもおすすめですよ。 |
季節に合わせて桜モチーフのネイルデザイン | |
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季節の花やモチーフを簡単に取り入れられるのもネイルデザインのメリットのひとつ。 たとえば春に結婚式を挙げるなら、桜の花をモチーフに選ぶと風情を感じます。シンプルな配色でも映えるので、和装との相性は抜群と言えるでしょう。 |
赤のフレンチネイルでワンポイントアクセント | |
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本来、白無垢に派手な色のネイルはNGですが、爪の先だけを塗るフレンチネイルなら赤やオレンジなどの目立つ色を使ってもきついイメージを与えません。 口紅の色と合わせれば統一感が生まれ、はっと目を惹くワンポイントアクセントになります。 |
色打掛に合うデザインとは
色打掛はどんな色にするのかでネイルのデザインも大きく異なります。赤を基本とした色打掛なら、やはり赤を入れたネイルがおすすめ。
それ以外に選ぶ色によって合わせたほうが、統一感があって美しくなります。色打掛には1色ではなく様々な色が使われているので、そのうちに1色に当てはまればOKです。
普段のネイルは、洋服に合うようにとデザインを選んでいる人が多いはず。でも、和装の時には和装でしかできないネイルがあります。それが和モチーフです。
普段でも和モチーフを楽しむことはできますが、洋服とはちょっと合わないな…と感じてしまうことも。和装ならではのデザインをせっかくなら楽しみたいですよね。
撮影したいポーズは決めておく
本番ではカメラマンがポーズを指示してくれますが、慣れない雰囲気に緊張してしまう花嫁も少なくありません。特に普段やらないポーズを要求されるとガチガチになってぎこちなくなってしまうことも。
できれば事前に撮影されたいポーズを決めて練習しておきましょう。ロケーション撮影の場合は撮りたいシーンを考えておくとよいでしょう。
緊張しても自然にほほ笑むことができるように、笑顔の練習も大事です。
ナチュラルな姿を撮影してもらう | |
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プロのカメラマンに撮影してもらうとなると、どうしても表情やポーズが硬くなってしまいがち。 どんなポーズを取ればいいかわからない…と悩んだ時は、ナチュラルな姿を撮影してもらうのもひとつの方法です。 いつ、どんな時に撮影されているかわからなければ変に緊張しなくて済みますし、自然な表情を引き出すことができます。 和装での結婚式の場合、きちんと整列した格式張った写真撮影が多いので、前撮りでは自然なふたりの姿を残しておくのもおすすめですよ。 |
和装の立ち姿を練習しておく
和装をきれいに見せるためには、立ち方が重要です。足をハの字にして、重心を低くすると胸元がきれいに見えます。
左肩をカメラマンの方に向けて身体を斜めにさせるとシャープに見えますよ。
個性を演出する小道具を用意
二人らしさにこだわりたいカップルは、手作りのリースやぬいぐるみなど小道具を持参するのも手です。
事前にカメラマンと打ち合わせしておくと色々な提案もしてくれてスムーズに撮影が進みます。
ナチュラルな姿を撮影してもらう | |
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和装で、しかも結婚式の撮影となるとかしこまったイメージが定着していますが、前撮り撮影なら遊び心を加えてもOK。ユニークなお面で顔を隠して撮影するなんて一風変わった写真があっても楽しいですね。 |
指輪を着用する
前撮りに間に合うようであれば、婚約指輪や結婚指輪を身に着けておくとブライダ感がアップします。
指輪に焦点を当てて結婚式らしさを演出 | |
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フォトウエディングでは主役である新郎新婦の全体像や顔をしっかり写すスタイルが多いのですが、この写真のように衣装や髪型はほとんど写さず、指輪をはめた手元にのみフォーカスしたものもブライダル感たっぷりで◎。 あえて目元を写さず、指輪を中心に持ってきてしっかり焦点を結んでいるところはアート作品のようですてきですね。 |
前撮りの前にヘアスタイル・メイクを決めておくとスムーズに打ち合わせができます。「でもどういう髪型・メイクがあるかわからない…」という方は、各スタジオが掲載している写真を参考にしてみると良いでしょう。スタジオが公式サイトに掲載している写真を見せるのもOK。打ち合わせでスタッフが理想に近いメイクにしてくれますよ。
和装の上品さとほんわかとした可愛らしい髪型がお互いを引き立てあうヘアメイクをしてくれます。ヘアアクセサリーも主張しすぎないお洒落なものなので、主役を奪われることはありません。メイクはナチュラルが基本で、本人らしい美しさを引き出した写真残してくれますよ。公式サイトでは、ヘアメイクアップアーティストがこれまでに手掛けたヘアメイクを掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
画像引用元:スタジオAQUAヘアメイク個別ページ
https://www.deco-studios.jp/member/detail.php?id=aikotoriya
可愛らしいヘアメイクをしてくれるスタジオアーク。大きめの髪飾りを使用することで、顔付近がパッと華やいで見えます。メイクは和装に合わせたもので、キュートな印象のメイクがほとんど。スタジオアークの公式サイトではヘアメイクカタログを掲載しているので、「可愛く前撮りを撮りたい」という方は要チェックです。
画像引用元:スタジオアーク公式
https://www.arc-web.com/wedding/catalog-hair/
大人っぽいメイクをしてくれるクレール。利用者や和装、ロケーションに合わせてメイクを施してくれます。公式サイトでは最新のヘアメイクを、和装とウェディングドレスの2パターンで掲載。「常に流行りの最先端にいたい!」「古臭いヘアメイクは嫌だ」という方は、ぜひ一度公式サイトのヘアメイクコレクションを参考にしてみてください。これだ!と思えるヘアスタイル・メイクが見つかるはずです。
画像引用元:クレール公式
http://www.s-claire.jp/hairmake/kimono05.html